ぼくスタイルわたしスタイル112「感動ポルノと賢い視聴者」

いつも相生らじおをお聞きいただきありがとうございます。
この番組はマイノリティーの声なき声をお届けすることで、心のバリアフリー化を目指し「多様性を認め合う社会を作ろう」という相生市発のマイノリティーラジオです。

今月のプログラム
▼ワイガヤ・・・・・「感動ポルノと賢い視聴者」

※感動ポルノとは、オーストラリアのジャーナリストでコメディアンのステラ・ヤングが、障害者は健常者を感動させるために存在するわけではないのに「感動ポルノ」として消費されていると訴えたことから広まりました。

主に身体障害者が健常者に同情・感動をもたらすコンテンツとして消費されることを批判的に表した言葉。特に、「まじめで頑張り屋」など特定のステレオタイプなイメージを押し付けられた障害者や、余命宣告者などの同情を誘いやすい立場の人を用いて視聴者を感動させようとする「お涙頂戴」のコンテンツがこのように呼ばれる。
Wikipedia引用しました。

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では番組をお聞きください。

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収録後記2
「感動ポルノと賢い視聴者」

今回も微妙なテーマで着地点がわからないままワイガヤの収録をスタートだ
障害を持ちながら毎日を過ごしている者をテーマにして、同情を前面にした作品を多く目にしてきた その中の一部が差別や偏見につながり「感動ポルノ」と批判的に呼ばれてたりされている

今では言葉自体が1人歩きして障害や貧困を扱いにくいものにしてしまっているように思うようは健常者障害者を問わず誰かに何かを伝えられればよくて、貧しく理不尽な環境を耐えて懸命に生き抜く姿を描かれた作品を味わうなんて皆さん大好物でしょう

良いか悪いかを別にして私に少なからず影響を与えた彼がいる 私のリハビリが始まってすぐの頃、私より体の状態が良い人を見ては羨ましがってばかりいた しかし彼が私より状態が悪いのに毎日辛そうな訓練をけなげに取り組んでいる姿を見た

正直彼には失礼なのだが、自分はまだましなんだとなぐさめることができたのだ 私は不満ばかりを思い、何をしてんだと頭の中をガツンと殴られたのを覚えてる
同時に辛い訓練をしたとて、回復が見込める上限を知ることにもなる そこからモチベーションが上下するわけだがスポーツに取り組んでみたり、何かに挑戦したり、もがき苦しみながら暮らしていくことになる

話を戻せば批判も高評価も受け手次第で、今の自分がどのように感じたかで判断すればいいのではと考える
この自分をなぐさめられるかどうかには程度があって、「火垂るの墓」では辛すぎて目を背け、なぐさめられるどころかドン引きしてしまい、戦争孤児を扱った感動ポルノだと批判する人はいない気がする

つまり、何かを表現した作品なのだから感動共感批判などなど、個人の考えを示すことが容易になった今ではどんどん自分の意見をだしあって見るのもいいかもね 見るに堪えない胸糞悪い書き込みもあるんだけれども、炎上すれば話題作となってそこから何か生まれるかもでいいんじゃないでしょうかね

by ヨシボー

収録
日時:2024年7月
場所:相生市総合福祉会館
スタッフ
MC:Hanako
パーソナリティー:サッキ・ヨシボー
収録/編集/配信:Boss

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