今回の主人公五郎治は氏神様に丑三つ時にお参りを続けていたといいます。丑三つ時といえば午前2時から2時半頃。ちょうど化け物や幽霊がでる時間帯だそうですから、ひょっとしたらその化け物や幽霊が、五郎治の働きやで信仰心の厚さに感心して教えてくれたのかもしれませんね。
今回の話は「あいおいむかしばなし」(ぶん:浜田多代子 え:池尻朋子)
「あいおいむかしはなし」は相生市内のお話を集めた本です。著者の浜田多代子さんがいろいろな方に取材に行かれ集められました。挿絵は浜田さんの娘さんの池尻朋子さんが書かれました。たくさんのお話が載っており、当時の庶民の生活がいきいきと書かれています。ぜひ一度お手に取って読んでください。相生図書館に置いてあります。