相生古こぼれ話(第59回 野口雨情とオオの理髪店)

「七つの子」「赤い靴」「しゃぼん玉」「十五夜お月」など国民の愛唱歌としてよく知られた童謡や民謡を数多く作詩した詩人、野口雨情(明治15年~昭和20年)は昭和11年頃 相生にも訪れています。おおにある水月本館に宿泊していたようです。水月別館は老朽化により取り壊されています。

大正12年(1923) に建てられた水月本館は 造船所指定の旅館として 接待などなどに使われていました。 中庭を挟み 別館もある大きな旅館でした。

~sakki談~

野口雨情詩碑

〇中央公園

野口雨情の作「播磨港節」十五節の中から二節を刻む石碑が中央公園の図書館横にあります。「相生の港はなつかし港 軒の下まで船がつく」「雲の陰から雨ふり月は 濱の小舟の中のぞく」

雨情自筆。

〇大島山詩碑

大島山の善光寺の隣に、野口雨情の「播磨港節」の中で、「那波の大島」が詠われた一節を刻んだ詩碑があります。

「那波の大島椿の花は 春の桜の中に咲く」

雨情自筆。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする